キューバオウムガイ
Aturia cubaensis
(Lea)
この産地でもっとも注目の集まったオウムガイの化石である。 各地で産出するもののその数は非常に少なく、貴重なものだ。 ところが、この産地ではこれが大量に見つかったのである。 いったい何個体見つかったのだろう。中川(2009)によると500個を超えるという。
ここで紹介するのは、私が採集したものの一部であるが、残念ながら 一級品は無い。外周が保存されておらず側面だけが残った標本が 多い。興味深い産状ではあるが、くやしい。
(長径64mm)
小ぶりの標本であるが、比較的形がまとまっているのでお気に入りである。
(長径90mm)
多少壊れている部分があるが、厚みもありまずまずの標本である。
(長径89mm)
厚みがあり、最終隔壁の様子が良くわかるが、外周が保存されていない。
(長径82mm)
殻が殆ど溶けているため、隔壁の様子がよくわかる。